1/72 F/A-18E スーパーホーネット (ハセガワ) 製作記
- 2018/08/02
- 23:35
1980年代末、退役予定にあった中型艦上攻撃機
A-6イントルーダーの後継機開発がスタートしました。
この機体はステルス性をも備えた先進的な攻撃機となる予定でしたが
予算の高騰、世界情勢の変化によりあえなくキャンセル
更に予備とされていた改修計画までもが中止となってしまいます。
そこで解決策として米海軍が新たに選択したのは
使用中の戦闘攻撃機、F/A-18Cを大規模に改修する案で
それにより改修と言う名の「ほぼ新設計」で生まれて来た機体が
現在米海軍の主力として活躍中の艦上戦闘攻撃機
F/A-18Eスーパーホーネットです。
キットは前に製作したハセガワさんの限定コンボキットの片一方で
(もう1機はこれ(E型)の前のタイプ、F/A-18C型)
付属デカールを使用することにより
米海軍VFA-27飛行隊 “ロイヤルメイセス”の、派手なCAG機とノーマル機
どちらかを選んで製作出来るようになっています。
写真に写っているように、この大判デカール
シルク印刷で発色はまずまずなのですが・・・・・
この前C型を作った時に「意外と使い辛い品」ってのが分かっていますので
今回は使用箇所の少ないノーマル塗装機にしちゃおっかな?
な~んて現在思案中なのであります (^_^;)
機体のパーツはこんな感じ。
最新鋭とは言えませんが(笑)どちらかと言えば新しいキットで
精度の高そうなパーツ類は見ているだけでドッキドキ♪
更に表面のスジボリも太すぎず細(浅)すぎずのなんとも良い感じでして
これなら表面処理に時間を取られることは無さそうです。
( ̄∇ ̄) ムッフッフ、これならサクッと完成することが出来るかも。
あと、クリアパーツは少し変わった形の金型で作られているようで
このタイプで作られたハセガワ製のキャノピーは
「かなり良い品」のパターンが多いので、チョッと嬉しいかな♪
ってことでスーパーホーネットの製作
スッタァ~~~トォォォ~~~~ッ!!!!
まずはパーツをランナーから切り出していきましょう。
ムムッ!?
な・・・・なんかゲートがゴッツイなぁ~ (^_^;)
外周の枠(ランナー)とパーツの接点をゲートと言うのですが
この部分が厚くて太い為、切り出しには注意が必要です。
特に機体上面、主翼の前にある傘状のストレーキ部分とかは
注意しないと薄い本体側がボッコリとエグられてしまう可能性も・・・・・
こいう部分はプラモ用のニッパーを使って根元から少し外側部分でカットし
残ったゲートはカッター等で丁寧に処理してやった方がよいでしょうね。
あと、オカメが特に危ないかな?と感じたのは
写真に写っているキャノピー&風防のクリアパーツで
切り取りには細心の注意をはらうようにしてください。
エッチングソー(ノコ)か薄手のニッパーがあれば楽なのですが
持っていない方は、先に書いたように出来るだけ根元から外れた部分でカットし
後からカッター&ヤスリでゲートの処理を行うようにすると
破損のリスクを大幅に減らすことが出来ると思います。
で、こういう作業を行う時に良いのがカッターの鋭角刃
「黒刃」という名前でホームセンター等でも安価で購入できますので
一度試してみてはいかがでしょうか (^^ゞ
さて、切り出したパーツを仮組みしていきましょう。
マスキングテープでペタペタペタ・・・・・
フオォォォォ~~~~ッ!!!
あっという間に形になって、隙間や段差は殆ど気になら無いレベル!
な・・・・なんて組みやすいんだ!!
いやぁ~~~っやっぱ組みやすいキットは良いですね
更に表面のモールドも良い感じなので
こいつはム~~~ッチャ楽が出来そうです。
あと、こうしてスーパーホーネットを立体でみると
意外と・・・というか
(*゚∀゚)=3 ムッチャカッコイイっすね♪
オカメは古い人間ですので、ベースになったC型の
シュッとスマートなスタイルの方が好みだったんですけど
こうして立体の機体を色々な角度から見てみると
E型も・・・・
(;^_^) 悪くないんですよねぇぇぇ~~
こういう2次元の写真や動画等では伝わりにくい3次元的な魅力を
自分の手で組み立てることにより実感的に気付かせてくれるってのが
プラモの楽しさっていうか、醍醐味ですな♪
あと、スーパーホーネットってC型より
ムッチャ機体規模が大きくなっておりまして
F/A18って名前は一緒なんだけど
やっぱこれ・・・・・全然別物だよね(笑)
では作業開始!
まずは内蔵するコクピットの製作から初めていきましょう。
このキットのコクピットは
バスタブ型、一体成形のコクピット本体に
これまた一体成形のシートとフロントメーターパネル
それにスティックの4パーツ構成。
ディスプレイやメータ、スイッチ類は立体彫刻されておらず
デカールで再現されるようになっています。
シートも比較的新しいキットにしてはメリハリに欠け
なんだかチョッと寂しいような気がしないでもないかなぁ (^_^;)
とりあえず指定の317番グレーを筆塗りし
付属デカールを貼ってみました。
・・・・・・う~~~~~ん
まぁ~フロアの方はギリギリOKってところかな?
ただ、シートはチョッと造形がシンプルすぎるように感じますので
実機に搭載されているシート、SJU-17を参考に
延ばしランナーとプラ板、板鉛を使って
写真のように軽くディテールアップしてみました。
元の状態よりは、かな~りマシになったと思うんですけど
ベルト位はファインモールドの市販品を使ったほうが良かったかもね(笑)
で、シートクッションの色を
指定の54番カーキグリーンから55番カーキへ変更し
追加したエジェクションレバー等に黄橙色
メーター部に黄色や赤色を少し入れてから
フラットクリアで全体のつやを消し
最後にウォッシングで仕上げたのが写真の状態です。
ふっふっふ、どうです?
簡単なディテールアップではありますが
元の状態よりは相当にカッコ良くなっていると思いませんか (^^ゞ
1/72クラスって、それほど外から中が見えませんから
塗装するだけでも十分と言えないことも無いのですが
その辺は、ほら、気分ってやつでね(笑)
次は胴体の組み立て作業に掛かりましょう。
一般的な飛行機プラモの場合
機首は左右、胴体は上下と大きく二分割されていることが多いのですが
このキットでは各部位が上下左右、複雑に4分割されています。
この構造、手間が増えるというデメリットはありますが
各面のモールドをシッカリと造形出来るという大きいメリットがあるので
意外と表面に複雑な起伏のあるホーネット系においては
良い選択といえないこともない・・・・かな? (^_^;)
ということで、まずは写真のように機首の左右&下面の3パーツ
胴体は上下(一部機種側の上面を兼ねている)2パーツ
さらに主翼(上下)とドロップタンク(左右)を
先に接着してしまいました。
胴体の側面パーツは写真のようにインテーク部分と一体成形されており
インテーク内側のパーツを接着することによって
特徴的な四角形のインテークを形成するようになっています。
ただ・・・・・・・
この時にインテーク上面に斜めの「合わせ目」が発生し
しかもそこに変な段差と言うか突起が発生してしまうんですよね(泣)
実機の写真を見ると、こんな突起はないようですので
①まずは左右分割になっているインテークリップを
サラサラタイプ(溶剤系)の接着剤でシッカリと溶着。
②その後、合わせ目付近に瞬着パテを盛って
③彫刻刀の平刀でゴリゴリ削って形状を出してから
④溶きパテを塗って、表面をペーパーで研磨。
で、写真のようにペタンとフラットに仕上げてやりました。
他にもインテーク内の「形状」が微妙に違っていたりもするのですが
(キットは平行四辺形で実機は上面が斜めになっている)
そこまでやりだすと
ほんっっっっと!キリが無くなっちゃいますので(笑)
今回はこれで良しとしときます (^^ゞ
あと、このパーツを胴体に接着した時
インテークの奥側に中途半端な隙間というか穴が開いてしまい
なんとも不恰好に感じましたので
写真のような「フタ」を作ってみました。
機体の組み立て、塗装等々、全ての作業が終了した時点で
フラットブラックを塗って貼り付けてやる予定です。
殆ど外からは見えなくなっちゃうんですけど
やっといた方が気分的に良いかな~・・・・なんてね (^^ゞ
さて、それでは胴体側面パーツを接着してやりましょう。
ペタッ・・・・・・・あれれ?
なんかインテーク内側と胴体の間に微妙~な隙間が・・(汗)
どうせ機体下面ですし、極小さい隙間ですので
だまってりゃ分からない(気にならない)とは思うのですが
なんか見てみぬふりが出来なかったので(笑)
写真のように当たっていそうな部分を削って
隙間が無くなるようにしてやりました (●^o^●)
この時に注意した点は(ここからは先の画像を参照)
削る箇所の先端、赤丸の部分を残しておいたことでして
ここを削っちゃうと、正面から見たときに
小さい穴が開いたようにみえちゃうんですよね。
と言っても機体の真正面から見なきゃ分かんない
インテークと胴体の隙間部分なので
(今回処理した隙間より更に分かりにくいところ(笑))
無視しても全然問題無いとは思うのですが
いや、え~・・・・ほら、その辺は自己満足というかなんというか
あはははは、プラモを作る人なら分かりますよね? (^^ゞ
さぁ~それでは各パーツを接着して機体を形にしていきましょう。
胴体、機首、主翼を合わせてみると
(*゚□゚) デカッ!・・・・スパホ・・・・デカッ!!
レガシー(C型)よりストレーキと主翼がかなり増積されているので
基本は同じ機体ってことになってんですけど
なんか全然違う機体みたい・・・と言いますか
まぁ~実機自体が「大人の事情で名前は同じ」だけど
「物は殆ど別」って代物らしいんですけどね(笑)
さて各部の組み立て(接着)に関してですが
基本的には・・・・まぁ~概ね良好ってところでしょうか (^_^;)
主翼と上下胴体に関しては、ポンと差し込み
流し込み接着剤でザッと溶着してやるだけでOK
いや、まぁ~タブ&スロット構造で
差し込むだけで角度もビシッと決まってくれたら文句無しなんですけど
そこまで贅沢をいっちゃ~罰が当たるってもんでしょう(笑)
機首周りに関してはチョッとだけ問題がありまして
そのまま考えなしに組み立てたら(・・・ってオイオイ(笑))
左右パーツと上面コクピット周りの合わせ目(赤丸)付近に
写真のように少し段差が発生してしまいました。
ま、これくらいならパテでチョチョイのチョイ
個人的には全然問題無いんですけど
タミヤの最新キットとかと比べられたら・・・・・
というか、タミヤの方が(良い方に)おかしいんだけどね(笑)
そんなわけで、発生した段差等にパテを盛り
乾燥後にペーパー掛けしたのがこの写真。
グレーのプラスチックに緑色のパテを使ってますので
パッと見ではムッチャ合いが悪そうに見えるかもしれませんが
実際は・・・・・
ヽ(*`Д´)ノ なんぼのもんじゃ~いっ!
といったレベルでありまして
普段からスケール物をやっている方なら全然問題なし♪
っていうか
写真を見たら分かりますよね(笑)
パーツ状態でのレビューでも書きましたが
Ω断面をキッチリ再現したスタイル抜群のバブルキャノピーは
透明度や機体へのフィット感も(個人的には)二重丸!
うん、さすが飛行機のハセガワ製ですね♪
ただし、バブル形状を再現するため
キャノピー側には中央にプラ成形の合わせ目
いわゆる「パーティングライン」が薄っすら発生していますので
①プラ板に貼った600番の耐水ペーパーで表面をヤスリ掛けし
(表面のRに沿って削り、切削面が平にならないように注意)
②1000番以上の細かい耐水ペーパーで表面を軽く磨いてから
③コンパウンドを付けた布でキュッキュと磨いて
(^◇^) 表面をトゥルントゥルンにしてやりました。
後はガラス面のラインに沿って細切りテープを貼り付け
キッチリとアウトラインを作ってから内側をザックリとマスキング。
隙間への塗料の滲み込みを予防するため
表面にマスキングゾルを塗って作業終了です。
と、そうそう
完成時にフレームの内側を濃い色にしたいため
サフを吹く前に「黒っぽいグレー」を筆で塗っちゃってます。
エアブラシで塗っても良かったんですけど
使った後の片づけが面倒なもんで・・・・(笑)
主翼の下にズラ~ッと並ぶ動翼のヒンジパーツは
塗装作業後に取り付けてもよかったんですけど
接着剤のはみ出しや機体側とのツヤの統一等々を考えて
今回はこの段階(塗装前)で接着しちゃいました。
あと、別パーツ化されている翼端のランチャーは
取り付け用のレール部分が「ただの板」なので
元のレール部分をザックリとカットしてしまい
写真のように凹断面のプラ素材を貼り付けることによって
実機と同じ形状を再現しています v(^^ゞ
とりあえず機体の組み立て作業が終わりましたので
次は薄めた瓶サフをエアブラシで軽~く吹き付け
質感を統一して仕上がり具合をチェックしていきます。
シュ~~~~ッ・・・・・・
(*゚□゚) オ・・・・オオォォォ・・・・・・
やっぱハセの飛行機はエエねぇぇぇぇ~~~~♪
(●^o^●) オカメも思わずエビス顔
最近の流行からすると、少しモールドがスッキリ過ぎかな?
な~んて気がしないでもないのですが
全体を遠めで見た時の「いかにも航空機的(繊細)」な雰囲気は
さすが飛行機のハセガワってところでしょうか♪
しかしこうして見るとライノってデカイですね
ベースになったレガシーホーネットとは似て非なる機体ってのが
良~~~~っく分かりました(汗)
さて、(サフ吹き作業によって)仕上がり具合を見てみたところ
これといった不具合箇所はありませんでしたので
サクッと次の塗装作業に進んじゃいましょう。
まずは薄い機体下面色からということで
希釈して作り置きしている308番グレーを
エアブラシで一気にブシュ~~~ッ!
お次は上面の塗装に掛かりましょう。
色の境界を少~~しボカシたいので
まずは写真のように捩った両面テープを使って塗り分けラインを作り
不要部分はテープでマスキングを行います。
この機体って、直線的な上下塗り分けのツートンカラーで
マスキング作業はムッチャ楽な部類なんだけど
写真の主翼~尾翼間の下側にはみ出している部分だけが
(楕円形になってる所ね)チョッと面倒なんだよなぁ~ (^_^;)
で、そんなこんなでマスキングが終わったら
これまた作り置きの定番色、307番グレーを
エアブラシでブッシュ~~~~ッと吹きつけ
最後にテープをペリッと剥がしてぇ~~~~っ・・・・
(^◇^) ハイ出来上がり♪
ウヒョヒョヒョヒョッ!
い~~~い感じです ♪
次はパネルライン等にスモークを吹きつけて
塗装面のノッペリとした感じを低減していきましょう。
シャバッシャバに薄めたブラックを作り
0.2mmのエアブラシを使って
パネルライン沿って、薄~く、薄~く、薄~く・・・・・
時々ランダムに太くしたり細くしたり、はみ出させたり
パネル中央部分にも吹き付けたりしながら色を乗せていきます。
で、色を乗せ終わったのがこの写真。
オカメ個人としてはこれくらいの方が好みなんですけど
う~~~ん・・・・・
もう少し濃い目に入れるってのもアリかもね (^^ゞ
次は機体最後尾にある無塗装部分と機首機銃発射口の塗装です。
ここはザッとマスキングして・・・・・・と・・・と、と、と
ありゃりゃ?
垂直尾翼を先に接着しちゃったのでごらんのありさま(笑)
先にこっちを塗ってから機体側を塗装した方が良かったですね。
ま、とりあえずマスキングが終わったら
次はここにメタリック塗装していきましょう。
下地に光沢ブラックを吹き付け塗装してから
最後尾部分にはSM03スーパーアイアン
機銃発射口にはSM05スーパーチタンに少量の黒とクリアオレンジを混ぜた色を
エアブラシで吹き付け塗装し
後は乾燥後にテープをペリペリ剥がすだけ。
お~~~う!いい感じ!!
やっぱスーパーメタリックは良い塗料だわ♪
さぁ~それでは凹モールドへのスミ入れを行い
塗装面をビッ!とシャープにしてやりましょう。
使用するのは308&307番で塗装した時のオカメの定番
タミヤエナメルのXF-66ライトグレイ。
これを溶剤で薄めて凹モールドにチョンチョンチョン
軽く乾燥させてから、溶剤をしみ込ませたテッシュや綿棒で
はみ出した部分をゴシゴシゴシ。
このまま(一色だけ)だと仕上がりが単調になっちゃいますので
動翼やスリットなどの「隙間」を強調したい部分には
極々薄く溶いたブラックを追加でスミ入れしてパネルラインとの違いを強調
写真のような感じに仕上げてみました。
次はデカールの貼り付け作業に掛かります。
このキットに付属しているデカールは
現在の同社製キットの物より少し硬めになっており
(以前、同梱の18C用で苦労させられたんですよね・・・)
「馴染み」に不安がありますので
貼り付け時には「マークセッター」をタ~~~~ップリと塗布
シルバリング対策をしながら作業を行っていきましょう、
ペタペタ、ペタペタ
(;^_^) う~~ん・・・・やっぱ硬いな(汗)
表面が少し荒れ気味の所とかには「ソフター」もタップリと塗布し
少しでもシルバリングが少なくなるよう注意しつつ作業を進め
何とかかんとか作業終了~~~っ♪
で、仕上がりの方はと言いますと・・・・・
まぁ~パッと見た感じは大丈夫っぽいんですけど
完全に乾燥&フラットクリアでツヤ調整してからじゃないと
今の段階じゃ~まだ安心できないんですよねぇ
と、いうことで
普通のクリアを軽く2回ほど吹き付けて表面をコートし
その上にGX114スーパースムースクリアーを吹き付けて
機体表面をツヤ消しにしてみたところ・・・・
(´;ω;`) やっぱシルバリング起こしてるよ
ってことで今回も対処作業をやるはめに(泣)
①まずはシルバリングを起こしている箇所にセッターをタップリと塗布。
②次にデザインナイフの刃先をプスプス刺して穴を開け
③そこからセッターをデカールの内側に浸透させて
④ドライヤーの熱でガ~~ッと乾燥、密着
とまぁ~こんな作業を繰り返し、一通りやり終わってから
再度フラットクリアで表面のツヤ調整を行ったのがこの写真。
なんかこういう作業が上手くなったよなぁ~ (^_^;)
ほんと、経験って財産ですね(笑)
ウェザリングはいつものパターン
エナメルのフラットブラックとフラットブラウンを薄めに溶き
トントン、トントンと筆で叩くように色を乗せて
表面にムラムラを付けてみました。
どちらかというと派手より地味なウェザリングの方が好みなので
全体的に控えめにしてみたんですけど
機体のカラーリングがノッペリとしていますので
相乗効果で超~~~~地味な仕上がりに(汗)
う~~~ん・・・・・・
もう少し汚しを足しても良いかなぁ (^_^;)
それでは仮止めしていたキャノピーを剥がして
コクピットの仕上げに掛かりましょう。
今回はキャノピークローズで仕上げようと思っているのですが
そのままだと少し寂しい仕上がりになってしまいますので
①説明書では先にキャノピー側に接着するようになっている
「最後尾にあるカマボコ状のパーツ(E1)」を
側面の凸部分とキャノピー側の凹みの位置が合うよう
注意しながら機体側に接着してしまい
②キャノピー開時に使用するリンク&シリンダーのパーツ(Q5)を
切った貼ったして取り付けることにより
少しだけですがメカメカしさ(笑)を醸し出してやりました♪
もうチョッとゴテゴテ感が欲しいような気がしないでもないですが
物が小さいですから・・・・・まぁ~いっかな?と (^^ゞ
あとはフラットブラックで塗装してから
先に作っておいたスティックとシートを搭載、
側面に黒でフレーム部分を書き込んだHUDのパーツを
フロントのフード部分に接着してやればコクピットの完成です。
正直、けっこうザックリした作りなので
最近の海外製ディテールギッシリキットとかと比較すると
少し物足りない感じがしないでもないですね(笑)
ただ、一般の人が製作されたり鑑賞したりする分には
十分ツボを押さえた作りなんじゃないでしょうか (^^ゞ
脚周りのパーツは基本の造形が良く
塗装するだけでご覧の通りの仕上がりに♪
ただ、脚周りの作りに比べ
収納庫扉の内側がツルンツルンってのがいまいち・・・・
(;^_^) と、思ったら
資料本を見て気がついたんですけど
実機の扉も内側はこんな感じになってるんですね(汗)
う~ん・・・・なんか意味があるのかな?
さて、こうして塗装が終わった脚関係パーツを
機体に取りつけてやるわけですが
ウッヒョ~~ッ!
こりゃ~楽チンだわい
前脚側はグッと差し込むだけで角度がピシッと決まるうえに
強度も出るような作りになっており
主脚は・・・・
まぁ~チョッと勘合がユルイ感じがありましたが
(注:もしかして先に自分で削っていた可能性もあり)
差し込み部分が板状になっているため
角度を合わせて組みやすいうえに強度も出せる親切設計♪
と言ってもタミヤやバンダイ製みたいに
ポン、ピシッ、ガチッって感じじゃ~ないんですけどね(笑)
ま、とにかくある程度プラモに慣れている方でしたら
それほど難しくなく組める構造だと思います (^^ゞ
あとは写真に写っているドロップタンク、パイロン等を塗装し
機体に取り付けてやれば
F/A-18Eスーパーホーネットのぉぉぉぉぉ~~~~っ・・・・・
(●^o^●)完成でぇぇぇ~~~~~っす♪
うひょひょひょひょっ
食わず嫌い・・・・・といいましょうか
製作する前はあまりカッコイイと思わなかったスパホですが
自分で完成させ、立体化した機体を眺めていると
はぁはぁ・・・・はぁはぁ・・・・・
う~~ん、かっこいいぃ~~~ん
あはははは、なんかアホ丸出しで笑われちゃいそうですが
やっぱさすが飛行機のハセガワ製というか
スパホのバルクアップしたスタイルを再現しつつも
どことなく女性的な、いかにも航空機然とした雰囲気・・・・
そう、この「雰囲気」がたまんないんですよね♪
今回、好みでウェザリングを弱めにしたのですが
そのスタイル&ホーネットの単純な機体塗装と相まって
ご覧のとおり、地味~な仕上がりになっちゃってます(汗)
拡大された主翼やLEX等々、表面積が多い割に
リベット等のモールド表現がアッサリしてますから
次は米海軍機の酷使された塗装表現で・・・・・
と、思ったんですけどリサーチするのが面倒そうなので
いつになるやらならないやら(笑)
というわけでこのキット
基本的に組みやすい部類に入りますし
定番品として発売されてますから安価で入手も楽。
日本では実機が見れる機会もありますから
(これで作ってみたいって気になる人が多いようです)
飛行機キットを始めたいという方には良いかもしれませんね
自衛隊機スキーのオカメとしては
空自の15やF-2、F-4とかをお勧めしたいところですが
意外と手強いところがあったりするんだよなぁぁぁ~~ (^_^;)
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A-6イントルーダーの後継機開発がスタートしました。
この機体はステルス性をも備えた先進的な攻撃機となる予定でしたが
予算の高騰、世界情勢の変化によりあえなくキャンセル
更に予備とされていた改修計画までもが中止となってしまいます。
そこで解決策として米海軍が新たに選択したのは
使用中の戦闘攻撃機、F/A-18Cを大規模に改修する案で
それにより改修と言う名の「ほぼ新設計」で生まれて来た機体が
現在米海軍の主力として活躍中の艦上戦闘攻撃機
F/A-18Eスーパーホーネットです。
キットは前に製作したハセガワさんの限定コンボキットの片一方で
(もう1機はこれ(E型)の前のタイプ、F/A-18C型)
付属デカールを使用することにより
米海軍VFA-27飛行隊 “ロイヤルメイセス”の、派手なCAG機とノーマル機
どちらかを選んで製作出来るようになっています。
写真に写っているように、この大判デカール
シルク印刷で発色はまずまずなのですが・・・・・
この前C型を作った時に「意外と使い辛い品」ってのが分かっていますので
今回は使用箇所の少ないノーマル塗装機にしちゃおっかな?
な~んて現在思案中なのであります (^_^;)
機体のパーツはこんな感じ。
最新鋭とは言えませんが(笑)どちらかと言えば新しいキットで
精度の高そうなパーツ類は見ているだけでドッキドキ♪
更に表面のスジボリも太すぎず細(浅)すぎずのなんとも良い感じでして
これなら表面処理に時間を取られることは無さそうです。
( ̄∇ ̄) ムッフッフ、これならサクッと完成することが出来るかも。
あと、クリアパーツは少し変わった形の金型で作られているようで
このタイプで作られたハセガワ製のキャノピーは
「かなり良い品」のパターンが多いので、チョッと嬉しいかな♪
ってことでスーパーホーネットの製作
スッタァ~~~トォォォ~~~~ッ!!!!
まずはパーツをランナーから切り出していきましょう。
ムムッ!?
な・・・・なんかゲートがゴッツイなぁ~ (^_^;)
外周の枠(ランナー)とパーツの接点をゲートと言うのですが
この部分が厚くて太い為、切り出しには注意が必要です。
特に機体上面、主翼の前にある傘状のストレーキ部分とかは
注意しないと薄い本体側がボッコリとエグられてしまう可能性も・・・・・
こいう部分はプラモ用のニッパーを使って根元から少し外側部分でカットし
残ったゲートはカッター等で丁寧に処理してやった方がよいでしょうね。
あと、オカメが特に危ないかな?と感じたのは
写真に写っているキャノピー&風防のクリアパーツで
切り取りには細心の注意をはらうようにしてください。
エッチングソー(ノコ)か薄手のニッパーがあれば楽なのですが
持っていない方は、先に書いたように出来るだけ根元から外れた部分でカットし
後からカッター&ヤスリでゲートの処理を行うようにすると
破損のリスクを大幅に減らすことが出来ると思います。
で、こういう作業を行う時に良いのがカッターの鋭角刃
「黒刃」という名前でホームセンター等でも安価で購入できますので
一度試してみてはいかがでしょうか (^^ゞ
さて、切り出したパーツを仮組みしていきましょう。
マスキングテープでペタペタペタ・・・・・
フオォォォォ~~~~ッ!!!
あっという間に形になって、隙間や段差は殆ど気になら無いレベル!
な・・・・なんて組みやすいんだ!!
いやぁ~~~っやっぱ組みやすいキットは良いですね
更に表面のモールドも良い感じなので
こいつはム~~~ッチャ楽が出来そうです。
あと、こうしてスーパーホーネットを立体でみると
意外と・・・というか
(*゚∀゚)=3 ムッチャカッコイイっすね♪
オカメは古い人間ですので、ベースになったC型の
シュッとスマートなスタイルの方が好みだったんですけど
こうして立体の機体を色々な角度から見てみると
E型も・・・・
(;^_^) 悪くないんですよねぇぇぇ~~
こういう2次元の写真や動画等では伝わりにくい3次元的な魅力を
自分の手で組み立てることにより実感的に気付かせてくれるってのが
プラモの楽しさっていうか、醍醐味ですな♪
あと、スーパーホーネットってC型より
ムッチャ機体規模が大きくなっておりまして
F/A18って名前は一緒なんだけど
やっぱこれ・・・・・全然別物だよね(笑)
では作業開始!
まずは内蔵するコクピットの製作から初めていきましょう。
このキットのコクピットは
バスタブ型、一体成形のコクピット本体に
これまた一体成形のシートとフロントメーターパネル
それにスティックの4パーツ構成。
ディスプレイやメータ、スイッチ類は立体彫刻されておらず
デカールで再現されるようになっています。
シートも比較的新しいキットにしてはメリハリに欠け
なんだかチョッと寂しいような気がしないでもないかなぁ (^_^;)
とりあえず指定の317番グレーを筆塗りし
付属デカールを貼ってみました。
・・・・・・う~~~~~ん
まぁ~フロアの方はギリギリOKってところかな?
ただ、シートはチョッと造形がシンプルすぎるように感じますので
実機に搭載されているシート、SJU-17を参考に
延ばしランナーとプラ板、板鉛を使って
写真のように軽くディテールアップしてみました。
元の状態よりは、かな~りマシになったと思うんですけど
ベルト位はファインモールドの市販品を使ったほうが良かったかもね(笑)
で、シートクッションの色を
指定の54番カーキグリーンから55番カーキへ変更し
追加したエジェクションレバー等に黄橙色
メーター部に黄色や赤色を少し入れてから
フラットクリアで全体のつやを消し
最後にウォッシングで仕上げたのが写真の状態です。
ふっふっふ、どうです?
簡単なディテールアップではありますが
元の状態よりは相当にカッコ良くなっていると思いませんか (^^ゞ
1/72クラスって、それほど外から中が見えませんから
塗装するだけでも十分と言えないことも無いのですが
その辺は、ほら、気分ってやつでね(笑)
次は胴体の組み立て作業に掛かりましょう。
一般的な飛行機プラモの場合
機首は左右、胴体は上下と大きく二分割されていることが多いのですが
このキットでは各部位が上下左右、複雑に4分割されています。
この構造、手間が増えるというデメリットはありますが
各面のモールドをシッカリと造形出来るという大きいメリットがあるので
意外と表面に複雑な起伏のあるホーネット系においては
良い選択といえないこともない・・・・かな? (^_^;)
ということで、まずは写真のように機首の左右&下面の3パーツ
胴体は上下(一部機種側の上面を兼ねている)2パーツ
さらに主翼(上下)とドロップタンク(左右)を
先に接着してしまいました。
胴体の側面パーツは写真のようにインテーク部分と一体成形されており
インテーク内側のパーツを接着することによって
特徴的な四角形のインテークを形成するようになっています。
ただ・・・・・・・
この時にインテーク上面に斜めの「合わせ目」が発生し
しかもそこに変な段差と言うか突起が発生してしまうんですよね(泣)
実機の写真を見ると、こんな突起はないようですので
①まずは左右分割になっているインテークリップを
サラサラタイプ(溶剤系)の接着剤でシッカリと溶着。
②その後、合わせ目付近に瞬着パテを盛って
③彫刻刀の平刀でゴリゴリ削って形状を出してから
④溶きパテを塗って、表面をペーパーで研磨。
で、写真のようにペタンとフラットに仕上げてやりました。
他にもインテーク内の「形状」が微妙に違っていたりもするのですが
(キットは平行四辺形で実機は上面が斜めになっている)
そこまでやりだすと
ほんっっっっと!キリが無くなっちゃいますので(笑)
今回はこれで良しとしときます (^^ゞ
あと、このパーツを胴体に接着した時
インテークの奥側に中途半端な隙間というか穴が開いてしまい
なんとも不恰好に感じましたので
写真のような「フタ」を作ってみました。
機体の組み立て、塗装等々、全ての作業が終了した時点で
フラットブラックを塗って貼り付けてやる予定です。
殆ど外からは見えなくなっちゃうんですけど
やっといた方が気分的に良いかな~・・・・なんてね (^^ゞ
さて、それでは胴体側面パーツを接着してやりましょう。
ペタッ・・・・・・・あれれ?
なんかインテーク内側と胴体の間に微妙~な隙間が・・(汗)
どうせ機体下面ですし、極小さい隙間ですので
だまってりゃ分からない(気にならない)とは思うのですが
なんか見てみぬふりが出来なかったので(笑)
写真のように当たっていそうな部分を削って
隙間が無くなるようにしてやりました (●^o^●)
この時に注意した点は(ここからは先の画像を参照)
削る箇所の先端、赤丸の部分を残しておいたことでして
ここを削っちゃうと、正面から見たときに
小さい穴が開いたようにみえちゃうんですよね。
と言っても機体の真正面から見なきゃ分かんない
インテークと胴体の隙間部分なので
(今回処理した隙間より更に分かりにくいところ(笑))
無視しても全然問題無いとは思うのですが
いや、え~・・・・ほら、その辺は自己満足というかなんというか
あはははは、プラモを作る人なら分かりますよね? (^^ゞ
さぁ~それでは各パーツを接着して機体を形にしていきましょう。
胴体、機首、主翼を合わせてみると
(*゚□゚) デカッ!・・・・スパホ・・・・デカッ!!
レガシー(C型)よりストレーキと主翼がかなり増積されているので
基本は同じ機体ってことになってんですけど
なんか全然違う機体みたい・・・と言いますか
まぁ~実機自体が「大人の事情で名前は同じ」だけど
「物は殆ど別」って代物らしいんですけどね(笑)
さて各部の組み立て(接着)に関してですが
基本的には・・・・まぁ~概ね良好ってところでしょうか (^_^;)
主翼と上下胴体に関しては、ポンと差し込み
流し込み接着剤でザッと溶着してやるだけでOK
いや、まぁ~タブ&スロット構造で
差し込むだけで角度もビシッと決まってくれたら文句無しなんですけど
そこまで贅沢をいっちゃ~罰が当たるってもんでしょう(笑)
機首周りに関してはチョッとだけ問題がありまして
そのまま考えなしに組み立てたら(・・・ってオイオイ(笑))
左右パーツと上面コクピット周りの合わせ目(赤丸)付近に
写真のように少し段差が発生してしまいました。
ま、これくらいならパテでチョチョイのチョイ
個人的には全然問題無いんですけど
タミヤの最新キットとかと比べられたら・・・・・
というか、タミヤの方が(良い方に)おかしいんだけどね(笑)
そんなわけで、発生した段差等にパテを盛り
乾燥後にペーパー掛けしたのがこの写真。
グレーのプラスチックに緑色のパテを使ってますので
パッと見ではムッチャ合いが悪そうに見えるかもしれませんが
実際は・・・・・
ヽ(*`Д´)ノ なんぼのもんじゃ~いっ!
といったレベルでありまして
普段からスケール物をやっている方なら全然問題なし♪
っていうか
写真を見たら分かりますよね(笑)
パーツ状態でのレビューでも書きましたが
Ω断面をキッチリ再現したスタイル抜群のバブルキャノピーは
透明度や機体へのフィット感も(個人的には)二重丸!
うん、さすが飛行機のハセガワ製ですね♪
ただし、バブル形状を再現するため
キャノピー側には中央にプラ成形の合わせ目
いわゆる「パーティングライン」が薄っすら発生していますので
①プラ板に貼った600番の耐水ペーパーで表面をヤスリ掛けし
(表面のRに沿って削り、切削面が平にならないように注意)
②1000番以上の細かい耐水ペーパーで表面を軽く磨いてから
③コンパウンドを付けた布でキュッキュと磨いて
(^◇^) 表面をトゥルントゥルンにしてやりました。
後はガラス面のラインに沿って細切りテープを貼り付け
キッチリとアウトラインを作ってから内側をザックリとマスキング。
隙間への塗料の滲み込みを予防するため
表面にマスキングゾルを塗って作業終了です。
と、そうそう
完成時にフレームの内側を濃い色にしたいため
サフを吹く前に「黒っぽいグレー」を筆で塗っちゃってます。
エアブラシで塗っても良かったんですけど
使った後の片づけが面倒なもんで・・・・(笑)
主翼の下にズラ~ッと並ぶ動翼のヒンジパーツは
塗装作業後に取り付けてもよかったんですけど
接着剤のはみ出しや機体側とのツヤの統一等々を考えて
今回はこの段階(塗装前)で接着しちゃいました。
あと、別パーツ化されている翼端のランチャーは
取り付け用のレール部分が「ただの板」なので
元のレール部分をザックリとカットしてしまい
写真のように凹断面のプラ素材を貼り付けることによって
実機と同じ形状を再現しています v(^^ゞ
とりあえず機体の組み立て作業が終わりましたので
次は薄めた瓶サフをエアブラシで軽~く吹き付け
質感を統一して仕上がり具合をチェックしていきます。
シュ~~~~ッ・・・・・・
(*゚□゚) オ・・・・オオォォォ・・・・・・
やっぱハセの飛行機はエエねぇぇぇぇ~~~~♪
(●^o^●) オカメも思わずエビス顔
最近の流行からすると、少しモールドがスッキリ過ぎかな?
な~んて気がしないでもないのですが
全体を遠めで見た時の「いかにも航空機的(繊細)」な雰囲気は
さすが飛行機のハセガワってところでしょうか♪
しかしこうして見るとライノってデカイですね
ベースになったレガシーホーネットとは似て非なる機体ってのが
良~~~~っく分かりました(汗)
さて、(サフ吹き作業によって)仕上がり具合を見てみたところ
これといった不具合箇所はありませんでしたので
サクッと次の塗装作業に進んじゃいましょう。
まずは薄い機体下面色からということで
希釈して作り置きしている308番グレーを
エアブラシで一気にブシュ~~~ッ!
お次は上面の塗装に掛かりましょう。
色の境界を少~~しボカシたいので
まずは写真のように捩った両面テープを使って塗り分けラインを作り
不要部分はテープでマスキングを行います。
この機体って、直線的な上下塗り分けのツートンカラーで
マスキング作業はムッチャ楽な部類なんだけど
写真の主翼~尾翼間の下側にはみ出している部分だけが
(楕円形になってる所ね)チョッと面倒なんだよなぁ~ (^_^;)
で、そんなこんなでマスキングが終わったら
これまた作り置きの定番色、307番グレーを
エアブラシでブッシュ~~~~ッと吹きつけ
最後にテープをペリッと剥がしてぇ~~~~っ・・・・
(^◇^) ハイ出来上がり♪
ウヒョヒョヒョヒョッ!
い~~~い感じです ♪
次はパネルライン等にスモークを吹きつけて
塗装面のノッペリとした感じを低減していきましょう。
シャバッシャバに薄めたブラックを作り
0.2mmのエアブラシを使って
パネルライン沿って、薄~く、薄~く、薄~く・・・・・
時々ランダムに太くしたり細くしたり、はみ出させたり
パネル中央部分にも吹き付けたりしながら色を乗せていきます。
で、色を乗せ終わったのがこの写真。
オカメ個人としてはこれくらいの方が好みなんですけど
う~~~ん・・・・・
もう少し濃い目に入れるってのもアリかもね (^^ゞ
次は機体最後尾にある無塗装部分と機首機銃発射口の塗装です。
ここはザッとマスキングして・・・・・・と・・・と、と、と
ありゃりゃ?
垂直尾翼を先に接着しちゃったのでごらんのありさま(笑)
先にこっちを塗ってから機体側を塗装した方が良かったですね。
ま、とりあえずマスキングが終わったら
次はここにメタリック塗装していきましょう。
下地に光沢ブラックを吹き付け塗装してから
最後尾部分にはSM03スーパーアイアン
機銃発射口にはSM05スーパーチタンに少量の黒とクリアオレンジを混ぜた色を
エアブラシで吹き付け塗装し
後は乾燥後にテープをペリペリ剥がすだけ。
お~~~う!いい感じ!!
やっぱスーパーメタリックは良い塗料だわ♪
さぁ~それでは凹モールドへのスミ入れを行い
塗装面をビッ!とシャープにしてやりましょう。
使用するのは308&307番で塗装した時のオカメの定番
タミヤエナメルのXF-66ライトグレイ。
これを溶剤で薄めて凹モールドにチョンチョンチョン
軽く乾燥させてから、溶剤をしみ込ませたテッシュや綿棒で
はみ出した部分をゴシゴシゴシ。
このまま(一色だけ)だと仕上がりが単調になっちゃいますので
動翼やスリットなどの「隙間」を強調したい部分には
極々薄く溶いたブラックを追加でスミ入れしてパネルラインとの違いを強調
写真のような感じに仕上げてみました。
次はデカールの貼り付け作業に掛かります。
このキットに付属しているデカールは
現在の同社製キットの物より少し硬めになっており
(以前、同梱の18C用で苦労させられたんですよね・・・)
「馴染み」に不安がありますので
貼り付け時には「マークセッター」をタ~~~~ップリと塗布
シルバリング対策をしながら作業を行っていきましょう、
ペタペタ、ペタペタ
(;^_^) う~~ん・・・・やっぱ硬いな(汗)
表面が少し荒れ気味の所とかには「ソフター」もタップリと塗布し
少しでもシルバリングが少なくなるよう注意しつつ作業を進め
何とかかんとか作業終了~~~っ♪
で、仕上がりの方はと言いますと・・・・・
まぁ~パッと見た感じは大丈夫っぽいんですけど
完全に乾燥&フラットクリアでツヤ調整してからじゃないと
今の段階じゃ~まだ安心できないんですよねぇ
と、いうことで
普通のクリアを軽く2回ほど吹き付けて表面をコートし
その上にGX114スーパースムースクリアーを吹き付けて
機体表面をツヤ消しにしてみたところ・・・・
(´;ω;`) やっぱシルバリング起こしてるよ
ってことで今回も対処作業をやるはめに(泣)
①まずはシルバリングを起こしている箇所にセッターをタップリと塗布。
②次にデザインナイフの刃先をプスプス刺して穴を開け
③そこからセッターをデカールの内側に浸透させて
④ドライヤーの熱でガ~~ッと乾燥、密着
とまぁ~こんな作業を繰り返し、一通りやり終わってから
再度フラットクリアで表面のツヤ調整を行ったのがこの写真。
なんかこういう作業が上手くなったよなぁ~ (^_^;)
ほんと、経験って財産ですね(笑)
ウェザリングはいつものパターン
エナメルのフラットブラックとフラットブラウンを薄めに溶き
トントン、トントンと筆で叩くように色を乗せて
表面にムラムラを付けてみました。
どちらかというと派手より地味なウェザリングの方が好みなので
全体的に控えめにしてみたんですけど
機体のカラーリングがノッペリとしていますので
相乗効果で超~~~~地味な仕上がりに(汗)
う~~~ん・・・・・・
もう少し汚しを足しても良いかなぁ (^_^;)
それでは仮止めしていたキャノピーを剥がして
コクピットの仕上げに掛かりましょう。
今回はキャノピークローズで仕上げようと思っているのですが
そのままだと少し寂しい仕上がりになってしまいますので
①説明書では先にキャノピー側に接着するようになっている
「最後尾にあるカマボコ状のパーツ(E1)」を
側面の凸部分とキャノピー側の凹みの位置が合うよう
注意しながら機体側に接着してしまい
②キャノピー開時に使用するリンク&シリンダーのパーツ(Q5)を
切った貼ったして取り付けることにより
少しだけですがメカメカしさ(笑)を醸し出してやりました♪
もうチョッとゴテゴテ感が欲しいような気がしないでもないですが
物が小さいですから・・・・・まぁ~いっかな?と (^^ゞ
あとはフラットブラックで塗装してから
先に作っておいたスティックとシートを搭載、
側面に黒でフレーム部分を書き込んだHUDのパーツを
フロントのフード部分に接着してやればコクピットの完成です。
正直、けっこうザックリした作りなので
最近の海外製ディテールギッシリキットとかと比較すると
少し物足りない感じがしないでもないですね(笑)
ただ、一般の人が製作されたり鑑賞したりする分には
十分ツボを押さえた作りなんじゃないでしょうか (^^ゞ
脚周りのパーツは基本の造形が良く
塗装するだけでご覧の通りの仕上がりに♪
ただ、脚周りの作りに比べ
収納庫扉の内側がツルンツルンってのがいまいち・・・・
(;^_^) と、思ったら
資料本を見て気がついたんですけど
実機の扉も内側はこんな感じになってるんですね(汗)
う~ん・・・・なんか意味があるのかな?
さて、こうして塗装が終わった脚関係パーツを
機体に取りつけてやるわけですが
ウッヒョ~~ッ!
こりゃ~楽チンだわい
前脚側はグッと差し込むだけで角度がピシッと決まるうえに
強度も出るような作りになっており
主脚は・・・・
まぁ~チョッと勘合がユルイ感じがありましたが
(注:もしかして先に自分で削っていた可能性もあり)
差し込み部分が板状になっているため
角度を合わせて組みやすいうえに強度も出せる親切設計♪
と言ってもタミヤやバンダイ製みたいに
ポン、ピシッ、ガチッって感じじゃ~ないんですけどね(笑)
ま、とにかくある程度プラモに慣れている方でしたら
それほど難しくなく組める構造だと思います (^^ゞ
あとは写真に写っているドロップタンク、パイロン等を塗装し
機体に取り付けてやれば
F/A-18Eスーパーホーネットのぉぉぉぉぉ~~~~っ・・・・・
(●^o^●)完成でぇぇぇ~~~~~っす♪
うひょひょひょひょっ
食わず嫌い・・・・・といいましょうか
製作する前はあまりカッコイイと思わなかったスパホですが
自分で完成させ、立体化した機体を眺めていると
はぁはぁ・・・・はぁはぁ・・・・・
う~~ん、かっこいいぃ~~~ん
あはははは、なんかアホ丸出しで笑われちゃいそうですが
やっぱさすが飛行機のハセガワ製というか
スパホのバルクアップしたスタイルを再現しつつも
どことなく女性的な、いかにも航空機然とした雰囲気・・・・
そう、この「雰囲気」がたまんないんですよね♪
今回、好みでウェザリングを弱めにしたのですが
そのスタイル&ホーネットの単純な機体塗装と相まって
ご覧のとおり、地味~な仕上がりになっちゃってます(汗)
拡大された主翼やLEX等々、表面積が多い割に
リベット等のモールド表現がアッサリしてますから
次は米海軍機の酷使された塗装表現で・・・・・
と、思ったんですけどリサーチするのが面倒そうなので
いつになるやらならないやら(笑)
というわけでこのキット
基本的に組みやすい部類に入りますし
定番品として発売されてますから安価で入手も楽。
日本では実機が見れる機会もありますから
(これで作ってみたいって気になる人が多いようです)
飛行機キットを始めたいという方には良いかもしれませんね
自衛隊機スキーのオカメとしては
空自の15やF-2、F-4とかをお勧めしたいところですが
意外と手強いところがあったりするんだよなぁぁぁ~~ (^_^;)
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